令和3(2021)年11月23日公開
東京海上日動火災による令和3(2021)年度「みどりの授業」の様子を紹介します。
東京海上日動火災保険株式会社「みどりの授業」 令和3年度出前授業
「マングローブ植林を題材として、地球温暖化防止や生物多様性について学ぶ」
|
11月10日に東京海上日動火災保険株式会社の方々による、2年生の理科の特別授業をオンラインで行いました。マングローブという植物の植林について勉強しながら、環境について考えることがねらいです。2年生は、先輩の昨年度の取組を引き継いで、持続可能な社会づくりに向けての学習を始めたところなので、関連付けて意欲的に臨むことができました。
講師の方々の会社では、これまで20年以上も、世界の様々な地域でマングローブを植える活動を続け、地球環境を後世に残す取組を行っておられます。
地球温暖化はなぜ起こるのか。世界各地で様々な生きものが危機にさらされている。このことについて、どうすればそれを食い止めることができるのか、お話を聞いて考えました。マングローブは、光合成するときにたくさん二酸化炭素(温室効果ガス)を取り込んで酸素を放出しています。これには、温暖化を抑える効果があるということ、マングローブの周りは海の生き物が安心して暮らせる「命のゆりかご」になっていることを伺いました。また、津波からも守ってくれていることを知りました。
プラスチック製品が海に流れて行って、時間が経つと小さく砕けて魚などの口に入り、いずれは人間の体に影響を及ぼす危険性があることも知りました。私たち自身に直接かかわる問題であり、これからの学習をとおして、さらにたくさんのことを知り、考えていくためのヒントをいただきました。
地球環境を守るために自分たちにできる身近な取組について、「私たちのエコ宣言」を生徒がそれぞれ考えました。マイボトルを持ち歩いているなど、もう始めている生徒も多く、改めて何ができるかを考え、ワークシートに書きました。これから時々見返して、皆で取組を続けていきます。
昨年度までと違い、初めてオンラインで授業を行いました。3人の講師の方々が掛け合いをしながら、生徒に質問を投げかけるなどの工夫をしてくださり、生徒も楽しんで参加し、それぞれが考え、これからの行動に生かしていくための貴重な学びの機会となりました。